製品 |
公益大臣NX |
FAQ番号 |
60336 |
分類 |
伝票入力 |
※ご利用中の大臣シリーズとは異なる製品の操作画面でご説明している場合がありますが、操作方法は同様です。
「現在呼び出し中の伝票は電子帳簿保存開始日で指定されている日数を過ぎているため、修正することはできません」と出て伝票の抹消・修正ができない。
[初期設定]-[基本データ設定]の「電子帳簿」タブで電子帳簿保存を「使用する」のチェックが入っている場合、伝票入力後、電子帳簿保存開始日を過ぎた伝票は抹消・修正することができません。
(例:電子帳簿保存開始日が7日の場合、5月1日に入力した伝票は、5月7日までは修正・抹消できますが、5月8日からは修正・抹消できなくなります。)
伝票を抹消・修正したい場合は、別伝票で修正を行う必要があります。
また該当の伝票を呼び出してF7[訂正伝起票]から訂正伝票を別で入力する方法があります。
F7[訂正伝起票]から伝票の修正を行う方法
【例】仕訳を行ったが、正しい科目は水道光熱費ではなく雑費だったので修正したい。
@修正したい伝票(A)を呼び出します。
(A)
AF7[訂正伝起票]をクリックすると訂正伝票起票確認メッセージが出ます。「はい」をクリックしてください。
B起票選択確認処理メッセージが出ます。「伝票の訂正」を選択して[OK]をクリックしてください。
元の伝票のマイナス仕訳(B)を表示します。
(B)
CF12[登録]で登録すると、「続けて、再登録伝票を表示します」というメッセージが出ます。
[OK]をクリックすると元の仕訳と同じ仕訳を別伝票(C)で表示します。
(C)
正しい仕訳に修正してF12[登録]を行ってください
F7[訂正伝起票]から伝票を抹消する方法
【例】以下の伝票は誤りだったので、抹消したい
@抹消したい伝票を呼び出します。
AF7[訂正伝起票]をクリックすると訂正伝票起票確認メッセージが出ます。「はい」をクリックしてください。
B起票選択確認処理メッセージが出ます。
「伝票の取消し」を選択して[OK]をクリックしてください。
元の伝票のマイナス仕訳(A)を表示します。
(A)
CF12[登録]で登録してください。
電子帳簿保存法に対応する必要がない場合
[初期設定]-[基本データ設定]の「電子帳簿」タブで電子帳簿保存を「使用する」のチェックを外すことで伝票の修正ができるようになります。
伝票入力後は「使用する」へ変更することができないので、電子帳簿保存法への対応について確認を行った上で変更してください。
【補足】
2022年1月から、電子帳簿保存法が改正され、国税関係帳簿について「優良」と「その他」に分かれました。
「優良な電子帳簿」への対応は、Ver.4以降で対応できます。
「優良な電子帳簿」に関する保存要件概要の1つに、『記載事項の訂正・削除を行った場合には、これらの事実及び内容を確認できる電子計算機処理システムを利用すること』があります。
大臣NXシリーズ(「福祉大臣」「公益大臣」はVer.4以降で対応)で、電子帳簿保存「使用する」にチェックを付けると、この保存要件に対応できます。
詳しくは、国税庁ホームページで、電子帳簿保存法についてご確認ください。