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大臣シリーズ 導入事例

固い結束と迅速な意思決定。年商100億円企業の力を
『建設大臣』と『給与大臣』が支えています。

株式会社旭工務店 (福岡県福岡市)

株式会社旭工務店 イメージ写真

株式会社旭工務店は、1947年(昭和22年)の創業以来64年にわたり、九州有数の大手ゼネコンとして確固たる信頼を築いています。

福岡県内の分譲マンションを中心に、商工業施設や医療・介護施設を手がけ、近年は建築地が九州全域に拡がっています。

年商100億円規模の経理・会計業務を担う、総務部の石井氏と杉本氏にお話を伺いました。

概要

名称
株式会社旭工務店
所在地
福岡県福岡市博多区博多駅南5丁目10-13
代表者
稲永正人
創業
1947年
従業員数
70名
事業内容
総合建設業
売上高
108億円(平成21年8月期)
URL
http://www.napsnet.co.jp/

システム

システム構成
システム構成図
導入・バージョンアップ前の問題点
  • 手書き伝票では集計までに大きなタイムラグ
  • 業務の拡大に伴い、入力作業が膨大になった
  • 入力欄の桁数、文字数などが不足気味だった
改善ポイント
  • 伝票の電子化により集積・分析がリアルタイムに
  • LANPACKによるネットワーク対応で分散化
  • バージョンアップで項目の上限が改善された

意思決定のためのデータベースとして『建設大臣』を活用

石井部長

総務部 部長
ファイナンシャルプランナー
石井正樹 氏

「大臣を導入したきっかけは単純でしたね。社内伝票を全て電子化するためで、その当時、建設業に特化した会計パッケージソフトはほとんどありませんでした」(石井氏)

旭工務店に『建設大臣』が導入されたのは今から約15年前。経理業務の省力化が最大の目的だったのですが、これが思わぬ効果を生むことになります。

「それまで、各種伝票が税理士さんのシステムに入力され、集計を出すには常に2〜3カ月のタイムラグがありました。それが『大臣』を導入してからは、自社で入力・集計・分析ができるようになりました。経理状況を集計したデータは常に持っていて、会議や打ち合わせなど、必要な場面ですぐに出せるようにしています。そうしないと、意思決定が遅れてしまうんです。その場でどんどん結論が出ていきますからね、ウチの会社は、ものすごくスピーディーですよ」(石井氏)

CSV形式での連携でExcelを併用、独自ノウハウと組み合わせて効率化

旭工務店総務部では、工務部門との連携や、税理士への元帳データの受け渡しなど、CSV形式を多用しています。

「工務部のデータをはじめ、時には業者さんからの手書き伝票など、Excelで入力されたデータをCSVに変換して『大臣』で取り込めるようにしています」(石井氏)

別部署や取引先からのデータは、『大臣』へ入力する際、必ず経理のチェックが入るようにしているとのことです。

「入力だけでなく、『大臣』からの出力データもよく使っていますよ。やはりCSV経由でExcelに読み込み、マクロを使って販管費の集計表や、工事台帳のデータから一覧表を作ったり、自分の使いやすいようにしています」(石井氏)

外部ソフトとのデータのやりとりが簡単にできる『大臣シリーズ』の特長を生かし、独自のノウハウと組み合わせて効率よく集計・分析を行っています。

年商100億円規模の会計・給与業務を効率よく支える『大臣シリーズ』

杉本氏

総務部
杉本久美子 氏

「総務部での経理担当者は現在4名で、そのうち専任が3名です。『建設大臣』は3クライアントで、基本的には一日中稼働している状態です。データの入出力・集計・分析など、何をするにしても『建設大臣』のデータを元にして作業をやっています。それとは別に給与関係は『給与大臣』スタンドアロンで受け持っています」(石井氏)

全社的なシステムを構成するサーバー群とは別に、経理担当者だけがアクセス可能な経理専用のサーバーがあり、その中で『大臣シリーズ』が運用されているとのこと。使い勝手はいかがでしょうか。

「入社時にはすでに『大臣』が導入済みで、ずっと使っているのですが、振替伝票のイメージがそのまま画面に表示されているため、作業が直感的で分かりやすいです。それから入力できる文字数が増えたり、小さいことでもバージョンアップごとに使いやすくなっていますね。」(杉本氏)

旭工務店の経理担当者は入社後まもなく建設業経理検定を受験し、杉本さんも建設業経理士(2級)の資格を取得されているとのことです。膨大な伝票処理や会計業務を、少数精鋭のスタッフで効率的に行われています。

今後ますます重要になる集計・分析業務

「『大臣』とExcelを併用して、試算表や月次の比較表、前期との対比などもよくやっています。資金繰りに関しては、3カ月以内は特に綿密に行っています。それより先の期間は、受注産業ということもあり、決まる時は何億とドンと決まるため、大まかなものになります。例えばマンション1棟の受注が決まれば、ガラっと先が変わってしまいますので」(石井氏)

中長期の予測よりも、現状をきめ細かに分析することに重きをおいて『大臣シリーズ』を活用されています。

住居建築とは別に、医療・介護施設を重視するビジョンもお持ちだという旭工務店。競争入札が増えることで、集計・分析業務の重要性が今後ますます高まりそうです。

「将来的には見積から工事終了まで、一貫した流れができるといいですね。入口と出口の比較ができると強力なシステムになると思います。しかし、データの入力ミスがあったときに、それが引きずられて、あとにしわ寄せが起きないように、入力を別の部署に任せるとしても、それが正しいデータになっているというチェックや保証ができるシステムになるといいですね」(石井氏)

社員同士の結束が固く、強い信頼関係で結ばれた旭工務店。時には侃々諤々の議論をしながらも、意思決定はあくまですばやく。剛健な企業の下支えとして、ここでも『大臣シリーズ』が活躍していました。

※この導入事例の記載内容は取材時(2011年6月)のものです。

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