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大蔵大臣
応研株式会社

大臣シリーズ よくある質問と回答(FAQ)

製品 販売大臣NX
FAQ番号 12629
分類 その他

※ご利用中の大臣シリーズとは異なる製品の操作画面でご説明している場合がありますが、操作方法は同様です。

既に2019年10月1日以降の伝票を入力しています。 コンバート時の確認メッセージが表示されたので指示に従い選択しましたが、コンバート後に伝票を再計算する必要がありますか?

既に、2019年10月1日以降の伝票を入力している場合、消費税10%対応版をインストールした後のコンバート時に確認メッセージが表示されます。

【参考】

コンバート元のデータが、『販売大臣NX』ver1.35よりも前、ver1.50〜ver1.69、ver2.00〜ver2.69の場合は、このメッセージは表示されず、旧バージョンの税率1〜4をそのまま引き継いで移行します。

2019年10月1日以降の伝票をどのように入力しているかで、どちらを選択するか、コンバート後に再計算が必要か変わってきます。
今回は、消費税率10%に移行したい場合でコンバートの選択と再計算の方法をご説明します。

【例1】正しい消費税率で伝票入力している場合

消費税10%対応版をインストールする前の販売大臣の使用バージョンがNXver3/NXver2.95以降の場合は、伝票入力時にF2[税率]で消費税率10%が選択できます。

消費税10%対応版をインストールする前に伝票を税率切り替えして、正しい税率で伝票を入力している場合

コンバート時は、「システム税率に合わせて移行する」を選択してください。
コンバート後に再計算は不要です。

【例2】税抜入力 明細種8:税額を使用している場合

税率は1:8% 明細種8:税額を使って10%の消費税額を入力している場合

↓コンバート前

コンバート時は、「旧バージョンの税率1〜4をそのまま引き継いで移行する」を選択してください。

↓コンバート後

コンバート後に再計算は不要です。

【例3-1】税抜入力 税額計算単位が明細書または納品書の場合

税率は8%、納品書単位消費税、明細書単位消費税も8%のまま消費税計算している場合

↓コンバート前

コンバート時は、「旧バージョンの税率1〜4をそのまま引き継いで移行する」を選択してください。
コンバート後に伝票の再計算作業が必要です。
以下の図はコンバート後の伝票確認表の画面です。
消費税率は10%になっていますが、消費税額は80円のままです。

伝票確認表で該当伝票をダブルクリックで呼び出して、伝票入力画面に切り替えると自動で消費税額が再計算されます。
このままではまだ正しい税額で伝票登録されていません。
F6[再計算]をして、F12[登録]で伝票を登録してください。以上で再計算処理は終わりです。
お手数ですが、伝票1枚ずつこの作業をしてください。

【例3-2】税抜入力 税額計算単位が請求書かつ請求書単位消費税を作成済の場合

税率は8%、請求書単位消費税も8%のまま計算済の場合
請求時(支払時)消費税一括計算で以下のように計算している場合

<@消費税率8%で、消費税額も8%の80円で計算している場合>

<A消費税率8%だが、請求時(支払時)消費税一括でF6[税額修正]で消費税額を10%の100円に手修正している場合>

コンバート時は、「旧バージョンの税率1〜4をそのまま引き継いで移行する」を選択してください。
コンバート後に再計算作業が必要です。
コンバート後、伝票の消費税率は10%になっているので伝票は修正不要です。

請求時(支払時)消費税が計算済なので、消費税の再計算が必要です。
@の消費税額を80円で計算している場合も、Aの消費税額を手修正で100円にしている場合もどちらも再計算が必要です。

※Aの消費税額を手修正している場合は、税率は10%になっていますが、内部で持っている名称が「請求書単位消費税(8.00%)」のままです。
これを「請求書単位消費税(10.00%)」に修正するために[請求時(支払時)消費税一括計算]で再計算が必要です。(以下の図は台帳のB形式です。)

[請求・回収関連(支払関連)]-[請求時(支払時)消費税一括計算]を開いて再計算してください。
処理モードを「修正」に切り替えて、請求期間と得意先(仕入先)を選択して、F12[終了]をクリックすると画面に集計されます。
F5[再集計]をクリックすると、消費税額が10%の金額に再計算されます。
(Aの消費税額を手修正している場合は消費税額は変わりません。内部の情報が更新されます。)
F12[保存]で保存してください。
「消費税データが保存されます。よろしいですか?」とメッセージが表示されますので[はい]をクリックしてください。
これで再計算は終了です。

【例4-1】税込入力 税率8%のままで10%の税込金額で入力している場合

税率は8%のままだが、税込金額を10%の金額にしている場合

コンバート時は、「旧バージョンの税率1〜4をそのまま引き継いで移行する」を選択してください。
コンバート後に再計算作業が必要です。
コンバート後に伝票入力画面でその伝票を呼び出して、F6[再計算]をしてください。
本体金額と消費税額が再計算されます。再計算の値を確認して問題なければF12[登録]で登録してください。

【例4-2】税込入力 税率8%のままで金額も8%のまま

税率は8%のままで、税込金額も8%の金額の場合
税込だけで運用している場合

コンバート時は、「システム税率で移行する」を選択してください。
コンバート後に再計算が必要です。
コンバート後に伝票入力画面でその伝票を呼び出して、税率を切り替えてください。
その伝票の全ての明細を8%→10%に税率を変更する場合は、伝票入力画面で伝票部の項目にカーソルを置いてF11[一括税率]から消費税率を10%に設定してください。
複数明細があり、明細毎に税率が異なる場合は、明細1行ずつ単価または金額にカーソルを置いてF2[税率]から消費税率を10%に設定してください。

税込と税抜が混在している場合

税抜明細も消費税率8%のままで入力している場合はコンバート時は、「旧バージョンの税率1〜4をそのまま引き継いで移行する」を選択してください。
コンバート後に再計算作業が必要です。
税抜き明細の再計算の方法は例2または3の当てはまる方を参考にしてください。
コンバート後に伝票入力画面で税込伝票を呼び出して、[↓]キーでカーソルを明細行に移動して伝票を手修正してください。
今回なら税込単価108円を110円に修正します。
明細を修正しましたらF12[設定終了]-F12[登録]をクリックして伝票を登録してください。

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