カスタムERP 大臣エンタープライズ

カスタムERP 大臣エンタープライズ

成功事例

株式会社カジノヤ
株式会社カジノヤ
ロゴ

株式会社カジノヤ

  • 所在地:神奈川県川崎市麻生区岡上488-1
  • 代表者:梶 俊夫
  • 設立:1946年4月
  • 資本金:1,000万円
  • 売上高:20億円
  • 事業内容:納豆の製造
  • https://www.kajinoya.co.jp/

パッケージ機能を活かした部分的なカスタマイズで
コストを抑えつつ現場の「こうしたい」を実現

株式会社カジノヤでは創業から74年、独自の製法で納豆を作り続けてきました。
今回、製品の受発注管理システムを『大臣エンタープライズ』に移行。カスタムパッケージとしての標準機能を活かした部分的なカスタマイズにより、ローコストでの運用を可能にしつつ、要望に沿ったシステムに仕上がっています。

  • パッケージ機能をベースに、豊富なパーツを使って柔軟かつ安価にカスタマイズできた
  • 旧システムの操作性を踏襲してスムーズに移行+カスタマイズによる機能アップで業務効率が大幅に向上
  • ユーザー同士で積極的に使い方の意見交換や知識共有をするようになった

独自製法で納豆独特の匂いを抑え、ふっくらやわらかい仕上がりに

事業イメージ

ふっくらやわらかく、独特の匂いが少ないカジノヤの納豆。おいしさの秘密は、創業以来変わらない製法にありました。

「昔ながらのふっくらとした仕上がりになるよう、圧力釜で大豆を低圧でゆっくりゆっくりと煮ています。その後に納豆菌を薄く散布して、ここでもじっくりと時間をかけて発酵させる事で、納豆臭さを抑えています。」(梶氏)

こうしたこだわりと手間暇が詰まった味は74年もの間、消費者に愛されてきました。

「弊社の納豆は決して安い値段ではありませんが、味が好きだといって買ってくださる方が多いんです。納豆菌は繊細な生き物で、わずかでも製法がずれて味が変わると、お客様にはすぐに分かってしまいます。だからこそ、この製法をこれからも守り続けていかなければならないと思っています。」(梶氏)

納豆初・モンドセレクション金賞を受賞。カルシウムと一緒に食べると◎

事業イメージ

ラインナップの中でも特に人気が高い『北海道小粒納豆』と『本味納豆しそのり』が、納豆では世界初のモンドセレクション金賞を受賞という快挙を果たしました。

納豆の健康・美容効果は過去にもたびたび注目され、習慣的に食べている人も多いのではないでしょうか。カジノヤでは特に、カルシウムを含む食品とあわせて食べる事がおすすめされています。

「魚やほうれん草など、カルシウムを含む食品と一緒に食べる事で、骨を丈夫にする効果があります。納豆に含まれるビタミンKという成分が、カルシウムを骨に沈着させるもので、骨粗鬆症の予防になるんです。お好きなアレンジで食べていただくのが一番なんですが、栄養管理面ではこの食べ方をおすすめしています。」(梶氏)

パッケージ機能をベースに部分的にカスタマイズ&ローコスト運用

業務フロー図

カジノヤの従来の受発注管理システムはカスタマイズありきで、システム管理費の抑制が課題となっていました。ネットワーク環境の老朽化も相まってリプレイスを検討。新システムでは、『こうしたい』という要望が実現できるかどうかがポイントでした。

「何よりも重視していたのは、リプレイス後の負荷を減らすために極力、旧システムそのままのインターフェースに近づける事でした。これまでの操作性を踏襲しつつ、より使い勝手の良いシステムにしたいと考えていました。」(岡田氏)

部門の権限にあわせて閲覧可能な項目をカスタマイズすることで、これまでは制限していた分析処理や伝票確認機能も、全部門で使えるようになりました。

『大臣エンタープライズ』ではベースとなる標準機能に追加でカスタマイズできる事に加え、将来の法改正時にもアップデート対応があり、ローコストで運用できる点が評価されました。

ユーザー同士で積極的に意見交換。導入途中の追加要望も実現できた

インタビュー人物

総務部部長 岡田純 氏

『大臣エンタープライズ』導入の際、事務に加えて営業社員にもクライアントを割り当てる事で、データ管理がスムーズになりました。

「以前は特定の事務担当者に依頼してデータを出力していたのが、今では各自で売上確認などができるようになりました。システムを扱える人間が増えた事で、お互いに率先して、使い方の意見交換や知識の共有をしています。」(梶氏)

「『大臣エンタープライズ』ではユーザーの権限ごとに入力画面を作り分ける事ができて、メニュー画面もよく使う機能に合わせて自分達で設計できるので、便利になったと喜んでいましたね。月報などもそのまま会議で使えるフォーマットにカスタマイズしていただき、資料の作成時間の短縮・経営分析の効率アップにつながりました。」(岡田氏)

さらに、旧システムからの移行以上に、プラスで要望を実現できた事が多かったと話します。

「導入途中に色々なツールをご紹介いただく中で、『こんな事もやりたい』っていう我々の追加要求もどんどん高くなっていって。それを実現できたのは、『大臣エンタープライズ』の拡張性と開発パートナー様の力だと思っています。結果的に、人力でこなしていた多くの事務作業がシステム化でき、作業効率が上がりました。」(岡田氏)

段階的にシステム化を進めて長期的に導入効果を高めていきたい

カジノヤでは次の課題として、まずはロット管理への対応を急務とし、今後も段階的にシステム化を進めていきます。
第2フェーズで、東京都にある事業所にも『大臣エンタープライズ』を導入し、スムーズに発注指示を出すための環境構築。
第3フェーズでは出荷管理と、製造途中の納豆(半製品)の管理をシステム化して棚卸の効率化を図ります。

「一から機能を組むのではなく、パッケージに備わっている標準機能をベースにカスタマイズできるので、今後の機能アップも実現しやすい。より導入効果を高めていけると考えています。」(岡田氏)

※本事例の記載内容は取材時(2019年4月)のものです。
※文中の社名・製品名・サービス名は、各社の商標または登録商標です。